英語コーチングは効果なし?「本当に効果のある」英語コーチングサービスとは

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英語コーチングは、従来の英会話サービスと違い、英語コーチがマンツーマンで伴走してくれるという特徴があります。
それぞれの受講生に合わせた学習法がオーダーメイドされるのも魅力の1つです。

その一方で、英語コーチングサービスは英会話サービスと比べて、受講料が高額になる傾向が強いです。
そして、高額な受講料にもかかわらず、「効果が実感できなかった」という声も多く聞かれます。

この記事では、「本当に効果のある」英語コーチングサービスについて深掘りします。

英語学習の「きほんのき」が守られていない

英語学習に携わる人、特に教える側がおさえておきたい大きなポイントがあります。
それは、「英語学習は十人十色、学習者が100人いれば100通りの英語習得ルートがある」ということです。

これは基本的な考え方だと思うのですが、この前提に立っていない英語コーチングスクールが多いように思えます。

私はこれまで、多くの英語コーチングサービスを提供する人の談話に触れてきました。

その談話の中では、「基本的に瞬間英作文を勧めています」「多くの方にパターンプラクティスを勧めています」といったように、学習法を「決め打ち」しているスクールが非常に多かったのです。

でも、瞬間英作文が肌に合わない人、パターンプラクティスが肌に合わない人は、一定数いるのではないでしょうか。

そういった人たちは、結果として「高いお金を払ったのに効果が出なかった」と、そのスクールを去るしかないのかもしれません。

理論が先に立っているカリキュラムが多い

もうひとつ、英語コーチングスクールをリサーチする上でよく目にするのが、「第二言語習得論に基づいたカリキュラム」を前面に押し出しているスクールです。

これは、一見信頼性が高く見えますが、第二言語習得論は決して完全なものではありません。
理論ばかりが先走った学習法は、本当に効果があるのか、むしろ危うささえ感じられます。

本当に「効果のある」英語コーチングとは

ここまで、学習方法の画一化を批判するような内容を論じてきましたが、それぞれの学習者に合わせて、学習法をイチからオーダーメイドするべきかというと、そういうわけでもありません。

そのような教育法を進めたとしたら、教材の開発・作成に莫大な人件費がかかるでしょう。
受講料の面で学習者に負担をかけるとなると、それは全く「受講生に寄り添った」英語コーチングとはいえません。

ここで、ヒントにしたい2つのアイディアがあります。

より良い英語コーチングのヒント① グループレッスンコーチの話

1つは、ある英語コーチングスクールでグループレッスンを提供している先生の話です。

「ある英語レベルになると、学習者の悩みは似てくるんです。だから、私ひとりでも複数の生徒に対応できるんです。」

先ほど、「学習者が100人いれば100通りの英語習得ルートがある」と言いましたが、全く違った「100通り」ではなく、そのルートにはいくつか、共通するポイントがあるのですね。

理論をもとにしたカリキュラムではなく、現場のデータをもとにしたカリキュラム作りはできないのでしょうか。

より良い英語コーチングのヒント②「引きこもりゼロ」を達成した秋田県藤里町の話

もう1つ参考にしたいのが、「引きこもりゼロ」を達成した秋田県の藤里町のエピソードです。

英語コーチングとは関係のない話ですが、私は、「スクールの学習法についていけなかった人の行き場」について考えた時、このエピソードを連想しました。

秋田県藤里町では、引きこもりの方たちに「支援者が積極的に働きかける方式」を採用して、失敗してきたそうです。
そこで、「強制的に何かをさせるのではなく、参加しやすい環境を整える」「一度参加したら次のステップに進みたくなる仕掛けを作る」ことで、「引きこもりゼロ」を実現したんだそうです。

英語コーチングも、必ずしも「英語を教えるサービス」ではないんですよね。
「英語の勉強法を教えるサービス」だと思うんです。
英語を学習するのは、コーチではなく、学習者自身ですよね。

学習者が、学習を進めていくうちに、自然と次のステップに進みたくなるような環境が整えられたら、英語コーチングは成功といえるんじゃないでしょうか。

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